FortiAP/WLC
統合脅威管理の対象を有線から無線ネットワークへと拡大する無線LANアクセスポイント
製品概要
FortiGate/FortiWiFi/FortiWLCの無線LANコントローラ機能で管理可能なエンタープライズクラスの無線LANアクセスポイントFortiAPは、統合脅威管理の対象を有線から無線ネットワークへと拡大します。
セキュア アクセス アーキテクチャ(Secure Access Architecture)
IoT、BYOD、クラウドベースのアプリケーションの登場により、デバイスからの接続方法、ビジネスアプリケーションの提供方法など、企業や組織のアクセスするネットワーク構築方法は急速な変化を求められています。
フォーティネットの"セキュア アクセス アーキテクチャ"は、市場をリードするサーバーセキュリティ機能を提供し、企業や組織のネットワークを強力に保護します。このアーキテクチャは、革新的なサイバーセキュリティ戦略である内部セグメンテーションを拡張するものであり、企業は無線/有線ネットワーク上のデバイスやアクセスレイヤをシームレスにセグメント化できます。
「コントローラ型」「統合型」「クラウド型」の3つのタイプがあり、お客様の環境とニーズにあわせて選択することができます。
コントローラ型無線AP ソリューション
コントローラ型ソリューションは、オンプレミスのコントローラ(FortiWLCおよび旧MeruNetworks MC)、ハイパフォーマンスの屋内/屋外用の各種アクセスポイントで構成されています。アクセスインフラストラクチャをネットワークのセキュリティインフラストラクチャと分離する必要がある環境に最適なソリューションです。ネットワークシステムで制御されたローミングレスにより、最善のモビリティ環境がユーザーに提供され、極めて柔軟なチャネル構成や階層化に対応しています。導入が容易で、ハイパフォーマンスなトラフィックのセグメント化を実現するため、広大な敷地を持つ大学、病院、ホテルなど、大規模エンタープライズに最適なソリューションを提供します。
優位性
1. シングルチャネル/チャネルレイヤリングによる柔軟なチャネル設計
電波チャネルの空きが少ない環境でもシングルチャネルにより、AP間でデータ送信タイミングの同期を取ることで、一つのチャネルでの電波設計が可能。より多くの帯域が必要な場合は、複数チャネルを使用したチャネルレイヤリングでの設計も可能。
2. バーチャルセルによるローミングレス環境
バーチャルセルにより、最適な通信経路(最適なAP)をネットワークシステムで選択することで、クライアントはローミングが不要。クライアントの移動に伴うAP間のローミングを排除できるため、ネットワークの遅延に弱いアプリケーション(音声や動画など)利用に最適なインフラを実現。
3. エアタイムフェアネスによる安定した通信
エアタイムフェアネスにより、クライアント端末ごとに通信時間を均等に割り当てることで、レガシー端末(802.11a/b/g)に起因するネットワーク全体の通信速度低下を排除。
統合型無線AP ソリューション
統合型ソリューションは、無線LANコントローラであるFortiGateと、コントローラから管理可能な各種アクセスポイントで構成されています。FortiGateは無線LANコントローラ機能に加え、ネットワークファイアウオール、IPS、マルウェア対策、VPN、WAN 最適化、Webフィルタリング、アプリケーション制御など、セキュリティ機能に対応しています。このため、FortiGateで設計したセキュリティポリシーが無線区間にも適用可能で、有線、VPNと同じ高度なセキュリティ環境を実現します。アクセスポイントに対して、コントローラから無線基本設定、チャネル割当、伝送出力調整、認証暗号化設定、高度なセキュリティ設定が可能なため、設置や管理が容易に行えます。小規模から大規模のエンタープライズ、サービスプロバイダにいたるまで、あらゆるネットワークにおけるセキュリティのニーズに応えます。
優位性
1. 次世代のセキュリティレベル
FortiGateが提供するUTM機能を無線LANに適用
2. 追加ライセンスの不要
AP接続, Firewall, Wireless IDS, Spectrum analysis, ゲスト無線LAN, ユーザ認証, デバイス認証などすべての無線LAN関連機能を標準OSで提供
3. FortiGateユーザーに慣れ親しんだ管理画面
無線, 有線, VPNアクセスの一貫した認証とセキュリティポリシー設定とユーザ管理画面