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Dell PowerScale

Dell PowerScale(旧製品名:Isilon)は世界で数々の受賞履歴を持つ、世界最高峰のNASです。規模を問わず、あらゆるワークロードで柔軟性と信頼性を発揮できるように設計されています。その歴史も長く、様々な進化を経て今尚躍進を続けています。

製品概要

PowerScaleは、独自のアーキテクチャおよび分散ファイルシステムOneFSを搭載することにより、従来のストレージが抱えていた課題である拡張性、管理の複雑さ、可用性などの問題を一挙に解決します。画期的なパフォーマンスとともに、スケールアウトNASソリューションのスタンダードとして優れた信頼性を提供します。

PowerScaleのスケールアウトアーキテクチャー

ストレージ ネットワークの分離によりユーザーに常に快適な利用環境を提供

PowerScaleの各ノードは、2重化されたバックエンドネットワーク(InfiniBand もしくはEthernet)で接続され、専用OSにより1 クラスタとして運用が行えます。ファイルの分散・再配置などの内部処理に利用するバックエンドネットワークをユーザーが利用するフロントエンド ネットワークから分離することにより、フロントエンド ネットワークにかかる負荷を低減。ユーザーは常に快適にPowerScaleを利用することが可能です。

PowerScale の特徴

PowerScale の基本理念:スケールアウトとシングルファイルシステム

PowerScaleは複数ノードを連結することでクラスタを形成し、ノードは最小で3台または4台、最大252台まで連結できます。 ノード増設・減設がオンラインでも可能です。

●簡単にクラスタの拡張が可能

PowerScaleのスケールアウトでは、ドライブだけではなくCPU、メモリー、ネットワーク帯域も同時に追加されるので、容量の拡張と共にパフォーマンスも向上します。

●クラスタ内で異なるモデルの混在が可能

性能重視や容量重視のモデルなど、状況や用途に合わせて最適なモデルを組み合わせてシングルファイルシステムとして運用することも可能です。

PowerScaleの最大の特長は、増設や減設を行っても、ファイルシステムは常に全体で一つということです。ファイル システムが変わらないため、クライアントは常に同じファイルパスを用いて透過的にアクセス可能です。

分散ファイルシステムによるエンタープライズレベルの信頼性と可用性

分散ファイルシステムにより、書き込まれたファイルは分割され、保護レベルに合わせて計算された冗長データ(パリティ)を付与して、複数のノードに分散し保存されます。

ディスク障害発生時の再構築は他のディスク全体の空き領域に分散して行われ、1本のディスクに書き込みが集中せず、速やかに再構築を完了できます。

●保護レベルはディスク故障の許容本数や、ノード故障の許容台数を基準にした複数の選択肢が用意されている上、ファイルやディレクトリ単位での設定、ニーズに合わせてオンラインでも設定変更できるなど柔軟な運用が可能

●最小ノードの構成で、ノードの1つが全損してもデータの欠損・消失やサービスの停止は発生しない上、最大4ノードの同時障害にも対応する堅牢性により、コスト、設置面積の低減とデータの保全性を両立

自動階層化

PowerScaleは特定のポリシーに従い、クラスタ内でデータ配置先を制御することが可能です。

例えばオールフラッシュ ノードとハードディスク ノードが混在したクラスタにおいて、最初の書き込みはオールフラッシュノードへ、一定期間更新の無いデータはハードディスクノードへ、といった配置を自動で行えます。

他にもディレクトリ指定、拡張子指定など、様々なポリシーを選択できます。再配置はスケジューラによってオンラインで実施され、クライアントは引き続き同じファイル パスを用いて透過的にアクセス可能です。

※自動階層化にはSmartPoolsライセンスが必要です。

無停止更改

容量追加のための新規ノード増設や旧世代ノードから新世代ノードへの更改はワンボリュームのままデータ再配置が行われるため、サービスを止めることなく実行可能です。

●新規ノードの追加はワンボリュームのまま容量が増え、自動的にデータの再配置が行われます。

●旧ノードを切り離しても再度自動的にデータの再配置が行われるため、面倒なデータ移行が不要です。

様々なプロトコルやワークロードをサポート


NASで利用されるNFS、SMBのみならずFTPやHTTP、Hadoopで用いられるHDFS、クラウド ネイティブなS3を使用も可能です。またこれら異なるプロトコル間で同一のデータを取り扱えるのも大きな特長です。

例えば、SMBで利用している領域に対して直接HDFS経由で分析を行うことも、NFSで書き込まれたファイルをS3でオブジェクトとして取り出すことも可能です。
目的別にわざわざデータをコピーすることなく利用できるため、 ストレージの利用効率はもちろん、バッチ処理時間の短縮にも大きく貢献します。

これらのプロトコルはさまざまな認証基盤(Active DirectoryやLDAPなど)と組み合わせられるので、アクセス権を伴う業務ワークフローなども強力にサポートします。

PowerScaleは250件以上の業界アプリケーションと統合試験を行い、認証を取得しており、Apache Flink、Spark、Hadoop、Dremio、Yellowbrick、Databaricks、Vertica、Adobe、Splunkの他、様々なアプリケーションをサポートしています。

様々なオプション

PowerScaleにはその歴史が育んだ豊富なオプションがあり、スムーズな運用を実現します。

SmartConnect ポリシーベースの接続分散・シングル ネーム スペース アクセス
SmartQuotas 任意のディレクトリで設定が可能なクオータ機能
SnapShotIQ スナップショット機能
SyncIQ レプリケーション機能
SmartPools クラスタ内のデータ自動階層化
CloudPools オブジェクト ストレージやパブリック クラウドを使ったデータ自動階層化
InlineDataReduction インライン処理による圧縮・重複排除
※特定機器の標準対応機能:モデルにより対応可否有り
SmartDedupe Post処理による重複排除
SmartLock 改ざん防止機能(WORM)
SmartSync オブジェクト ストレージやパブリック クラウドへのバックアップ コピー
InsightIQ パフォーマンス監視用アプリケーション
※標準対応機能:利用に際しては別途InsightIQサーバの構築が必要

サイバー攻撃への耐性を大きく上げるRansomware DefenderとSmart AirGap


Ransomware Defender は、ランサムウェア攻撃を示す異常なデータ アクセスパターンや不審な振る舞いをリアルタイムで検出し、不審ユーザーのロックアウトや自動でスナップショットを取得します。

Smart AirGapでは、ネットワークから隔離されたクラスタであるAirGap Vaultを用意し、サイバー攻撃からビジネス クリティカルなデータを強固に守ります。本番環境とAirGap Vault間の同期には高速レプリケーション機能(SyncIQ)を用いるため、ネットワークが接続された時間を最小限に抑えることができ、安全に隔離された状態を維持します。

Ransomware Defenderで本番環境のセキュリティ侵害を示すイベントが発生した際は、Smart AirGapと連携して以降のレプリケーションを停止します。有事の際には、Ransomware Defenderが自動的に取得したスナップショットやAirGap Vaultから迅速に復旧することができます。

これ1冊でPowerScale(Isilon) のことがまるっと分かる。全54ページで一挙解説。

スケールアウトNAS PowerScale(Isilon) まるわかり特集

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製品ラインナップ

用途に応じて選べるラインナップ

オールフラッシュ モデル
(Fシリーズ)
※最小構成3ノード~
F900 All-NVMe
F900 All-NVMe
(46 ~737TB /node )
F600 All-NVMe
F600 All-NVMe
(15 ~ 245TB /node )
F200 All-Flash
F200 All-Flash
(3.8 ~ 30TB /node )
ハイブリッド モデル
(Hシリーズ)
H700
H700(120 ~ 1200TB/4node)
H7000
H7000(960 ~ 1600TB/4node)
アーカイブ モデル
(Aシリーズ)
A300
A300(120 ~ 1200TB/4node)
A3000
A3000(960 ~ 1600TB/4node)
アクセラレーター P100
P100(Performance Accelerator)
B100
B100(Backup Accelerator)

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