
Dell EMC ECS
クラウドネイティブアプリケーションに最適な
オブジェクトストレージプラットフォーム
製品概要

オブジェクトストレージとは
オブジェクトストレージとは、データを「オブジェクト」という単位で扱うデータ記録装置です。
従来のディレクトリ構造でファイルを管理するファイルストレージやボリュームとブロックという論理的な単位で管理するブロックストレージとは異なり、データサイズやデータ数の保存制限がなく、大容量データの保存に適したストレージです。例えば、パブリッククラウドサービスのオブジェクトストレージとして一般的な「Amazon S3」の登場により認知度が高まっている中、一方ではオンプレミスでのプライベート・クラウド・ストレージとしてオブジェクトストレージのニーズが増えてきています。
ECSとは
ECS: Elastic Cloud Storage(エラスティック・クラウド・ストレージ)は、従来型と次世代型の各ワークロードのサポートを目的として構築された、業界をリードするオブジェクト・ストレージ・プラットフォームです。Dell Technologiesによりソフトウェアで定義されてすぐに利用できるターンキーアプライアンス版と、Dell Technologiesにより運用される複数のサービスモデル版として利用可能な2つの選択肢があります。ECSでは、非構造化データをあらゆる規模と期間において経済的に保存し管理できるように、すべての規模の組織を支援します。
ECSの特長
クラウドネイティブな環境をオンプレミスで実現する Dell EMC ECS
ECSは、優れた拡張性、柔軟性、復元性により従来型および次世代型の両方のワークロード向けに設計されたソフトウェア デファインド オブジェクト ストレージです。
パブリッククラウドでのストレージ利用からオンプレミスでのDevOps、業務用途まで多様なオブジェクトストレージのニーズに対応し、効率的な単一コンテンツリポジトリを実現します。
クラウドの機能性と経済性を提供する Dell EMC ECS
ECSは、クラウド ネイティブな環境をオンプレミスで実現します。ラック単位で増設が可能で、容量の上限は存在しません。またパブリッククラウドで問題となることの多いリスクやコンプライアンス、データの主権などに関わる懸念を生じさせることなく、パブリック クラウドの利点であるシンプルさと低コストを実現します。
ECSのポイント
ポイント① ➡ クラウドスケールの経済性と柔軟性
- ・パフォーマンスと容量を個別に拡張可能
- ・複数サイトの数十億ファイルの処理が可能
- ・大容量ファイル、小容量ファイルの効率的な管理が可能
- ・パブリッククラウドサービスとの比較で最大65%のTCO削減
- ・プラットフォームの選択肢:ECSアプライアンス版 / クラウドサービス:ECS Dedicated Cloud
ポイント② ➡ 普遍的なアクセス性と多様性
- ・マルチサイトでアクティブ/アクティブアーキテクチャ
- ・単一のグローバルネームスペース
- ・マルチプロトコル(オブジェクト、ファイル、HDFS)サポートにより、場所やアプリケーション、またはデバイスに問わず、標準的なアクセスが可能
- オブジェクト:RESTful API(S3, Swift, Atmos)
- ファイル:NFS & Window ʻlocal or CIFSʼ
- HDFS
ポイント③ ➡ IoTクラウドストレージの有用化と拡張性
- ・IoTのコンテンツ管理にも最適なデータ保管プラットフォームを提供
- ・ジオ レプリケーションがマルチサイトでアクティブ/アクティブのデータアクセスを可能にするデータ分散と保護を実行
ECSのメリット
幅広いワークロードをサポートするDell EMC ECS

シンプルなアクセス
複数のサイトでもアクセス先の名前(アドレス)は常にひとつだけ
多様なプロトコル
オブジェクトやファイル、HDFS等の多様なアクセス方法(プロトコル)をサポート
アプリケーション連携
充実したAPIにより、カスタム アプリケーションの開発や連携が簡単、迅速に
ECSの物理構成イメージ
用途に応じて選べるラインナップ
