24.03.13
CVE-2023-42789, CVE-2023-42790の影響について
 
  • FortiGate
  • FortiProxy
【CVE番号】
 CVE-2023-42789
 CVE-2023-42790


【重要度】
 Critical


【対象機器/バージョン】
 FortiGate、FortiWIFI
  ver.7.4.0 ~ 7.4.1
  ver.7.2.0 ~ 7.2.5
  ver.7.0.0 ~ 7.0.12
  ver.6.4.0 ~ 6.4.14
  ver.6.2.0 ~ 6.2.15
 FortiProxy
  ver.7.4.0
  ver.7.2.0 ~ 7.2.6
  ver.7.0.0 ~ 7.0.12
  ver.2.0.0 ~ 2.0.13


【影響】
 FortiOS および FortiProxy キャプティブポータルの境界外書き込みの脆弱性およびスタックベースのバッファ
 オーバーフローにより、キャプティブポータルにアクセスできる内部攻撃者が細工された HTTP リクエストの
 特別な方法で任意のコードまたはコマンドを実行できる可能性があります。

※キャプティブポータルが有効になっているデバイスのみが影響を受けます。

【対策】
 以下のバージョンへのアップグレードを実施してください。
 FortiGate、FortiWIFI
  ver.7.4.2 以降
  ver.7.2.6 以降
  ver.7.0.13 以降
  ver.6.4.15 以降
  ver.6.2.16 以降
 FortiProxy
  ver.7.4.1 以降
  ver.7.2.7 以降
  ver.7.0.13 以降
  ver.2.0.14 以降

 FortiSASEではver.23.3.bにて修正されています。
 ※FortiSASEはメーカーにてアップグレードが実施されています。

 FMWP データベース更新 23.105 で「FortiOS.Captive.Portal.Out.Of.Bounds.Write」という
 仮想パッチが利用可能です。

 【ワークアラウンド】
  フォームベース以外の認証スキームを設定します。

  # config authentication scheme
   edit [scheme名]
    set method [methodタイプ]
   next
  end

  methodタイプ
                                  
 ntlm  NTLM認証 
 basic  HTTPベーシック認証 
 digest  ダイジェストHTTP認証 
 negotiate  ネゴシエートベースの認証 
 fsso  Fortinetシングルサインオン (FSSO) 認証 
 rsso  RADIUSシングルサインオン (RSSO)認証 
 ssh-publickey  公開鍵ベースのSSH認証 
 cert  クライアント証明書認証 
 saml  SAML認証 


本内容は2024年3月13日9:00時点のものです。最新の情報は以下のリンク先にてご確認ください。

■FortiOS & FortiProxy - Out-of-bounds Write in captive portal
https://www.fortiguard.com/psirt/FG-IR-23-328

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